フランス • パリ
ビストロのエスカルゴと赤ワイン
小さなビストロのカウンターで、老夫婦が黙ってエスカルゴを食べていた。バターとニンニクの香りが強く、赤ワインがそれを引き立てていた。
香り:バターとニンニク
味:濃厚で少し酸味のある赤ワイン
味:濃厚で少し酸味のある赤ワイン
現地の市場や小さな店で出会った味。レシピではなく、その瞬間、その匂い、その人の手つきを、記憶として残しておく。
小さなビストロのカウンターで、老夫婦が黙ってエスカルゴを食べていた。バターとニンニクの香りが強く、赤ワインがそれを引き立てていた。
屋台の女性が素早く生地を広げ、牡蠣をのせ、卵を割り入れた。熱々の鉄板の上でジュッと音がして、すぐに紙皿に盛られた。
5〜7品の懐石。季節の食材が静かに並べられ、器の美しさも含めて一つの風景だった。話はほとんどしなかった。
夜の市場で、女性が素早くスープをよそってくれた。レモングラスとコリアンダーの香りが強く、辛さが口の中に残った。
市場や店の人々が、ふと口にした言葉。翻訳ではなく、そのままの声として残しておく。
「この花は、今年は少し遅いね。去年はもうこんなに咲いていたよ」
「これ、熱いうちに食べて。冷めると味が落ちるから」
「毎日同じことをしているけど、嫌いじゃないよ。水の音が好きだから」
私たちは、食を観光のついでではなく、旅の中心に置くことを勧めています。
市場を歩くこと、屋台で食べる時間、地元の人々が集う小さな店。
それらは、その土地の暮らしを最も直接的に教えてくれるものです。